2022-05-25から1日間の記事一覧

新古今の景色(114)院政期(89)寂蓮の遁世(27)『熊野懐紙』と『一品経和歌懐紙』

ところで寂蓮は和歌の名手だけではなく、舞の名手として、さらには能書家としても広く知られている。舞については、29歳の仁安2年(1167)に賀茂臨時祭の舞人を務めたことが平信範の日記『兵範記』に、31歳の仁安4年(1169)と翌年の嘉応元年…