「六条藤家」は白河法皇の乳母子として権勢をふるった藤原顕季を祖とする歌道の家で、その顕季は宮廷歌壇の庇護者となり、人麻呂影供(※1)を創始してその継承を広めつつ「歌の家」を確立して顕輔・清輔・顕昭らを輩出した。 顕季の息子で清輔の父でもある…
『新潮日本古典集成 新古今和歌集 下』巻末の著者略歴を一覧して見えてきたのは、総じて歌道家(歌の家)の一族の長命さである。 ここでの歌道家(歌の家)とは、中世に宮廷の諸領域で形成された「家」の一つで、歌道家は天皇・上皇の命を受けて勅撰和歌集の…
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