2021-10-04から1日間の記事一覧

新古今の景色(88)院政期(63)寂蓮の遁世(1)中務少輔定長

鎌倉初期の歌人で後鳥羽院設置の和歌所の寄人となり、栄えある『新古今和歌集』の撰者に選ばれながら撰進の途中に没した寂蓮は保延5年(1139)頃に生まれ、建仁2年(1202)頃に64才で没したとされる。 寂蓮の俗名は藤原定長、醍醐寺の阿闍梨(※…