2019-09-28から1日間の記事一覧

新古今の景色(16)女房文学(9)赤染衛門(1)定子の父との贈答歌

やすらはで、寝なましものを小夜ふけて、傾くまでの月をみるかな この歌は藤原定家によって『百人一首』の59番に採られた赤染衛門の歌で、当時彼女の妹の許に通っていた若き貴公子藤原道隆少将(後の中宮定子の父)に贈ったものである。 その頃、赤染衛門…